若者のホームレス 7都市に約3万人

若者のホームレス 7都市に約3万人
2017年02月06日 00時00分 公開
若者のホームレス 7都市に約3万人




カンボジア国立統計研究所、コロンビア大学、フレンズインターナショナルによる新たな調査によると、カンボジアの7つの都市には2,700人近くホームレスの若者がいて、彼らの多くは健康や教育に関連した問題に直面しているという。

この研究は同時に2つの数を使用する、カンボジアでの最初の調査であり、再捕獲法と呼ばれる調査方法である。これはホームレス人口のより正確な推定値を作ることができると考えられている。

「調査結果によると、カンボジアのホームレスの青年の数は、単一の集計データだけに頼っていると予想されるよりもはるかに大きく、彼らは多くの苦難に直面していることが示唆されている。」と研究者はまとめている。

その調査では、13歳から17歳までの若者が路上、緊急避難所、王国都市に建設された建設物を含む公共の場で生活しているとわかった。また、何人かは壁が2つもしくはそれ以上のプラスチック製のタールで作られたような、保護が不十分な建物に住んでいた。

数にあがったホームレスのうち、約64%は男性であった。回答者のほとんどが少なくとも片方の親は生きていると答えており、約84%の人が彼らの両親は要介護者であると主張していた。回答者の半数は毎日学校に通っていると答えたが。しかし簡単な文章を読むことができたのはそのうちのわずか3分の1だけだった。

研究者によると、青年期にホームレスを経験すると、成人期を通じて身体的、知的、感情的発達を妨ぐ「毒性ストレス」を感じる可能性が高いという。

そこでフレンズインターナショナルのジェームズ・サザーランド氏は、ホームレスの若者が直面している多くの問題を解決するためには、総体的且つ持続可能な解決策を用いなければならないと考えている。

雇用のための教育と訓練、可能であれば再び家族と戻り、また独立して生活するために路上から離れた持続可能な未来への道筋を提供しなければならないと、サザーランド氏はメールで述べている。

また、フレンズ・インターナショナルは、社会政策省と他の約40ほどある非営利団体と協力して、貧困のサイクルを打破するための取り組みを開始すると付け加えた。

しかし、いくつかの問題は悪化していると示唆している。

Choice Cambodiaのバニーエム氏によると、非営利団体でホームレスの人々と働いている人々は、不動産価格の高騰によって家から出ることを 余儀なくされている。

彼らは金銭的に余裕がないため家を出ている。そのため彼らは固有地に小屋を構えている。とエム氏は言う。ホームレスの環境は確実に悪くなっている。


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