薬物中毒者 昨年比3倍増

薬物中毒者 昨年比3倍増
2016年12月14日 00時00分 公開
薬物中毒者 昨年比3倍増


今年、薬物に関連した事件の逮捕者数は約1万人を数え、150㎏を超える麻薬が押収された。さらに昨日の報告によると、カンボジア国内の麻薬中毒者の数は2015年に比べておよそ3倍に増加しているという。

フン・セン首相が署名した火曜日の文書によると、市警察や軍警察は薬物に関係する事件を年初から4191件取り扱い、逮捕者数は9,802人に上るという。押収した薬物の量は157.8㎏だ。カンボジア国内の麻薬中毒者の数は前年比30%増の18,554人と発表されている。しかし文書にはそれ以上の情報は記載されておらず、どのように数を算出したのかは説明されていない。

調査結果が報告された後、フン・セン首相は政府の様々な武装機関に対し、次年度より麻薬密売者や薬物乱用に対しさらに厳しく向かい合うよう指導していく構えを見せた。
また関係各省に対して「労働省は工場労働者や会社役員、単純労働者、建設現場の作業員に対して、薬物乱用防止教育プログラムを策定しなければならない。電子通信省は携帯電話の使用者に向けた薬物乱用防止教育メッセージをことあるごとに配信するよう、携帯電話会社に指導を施さなければならない。」と強調。

「オーナーやマネジャーに対し薬物売買や乱用を禁止する旨の教育的なメッセージを壁に貼り付けたり設置したりして対策を取るよう観光省は指導を課さなければならない。」などと通達した。刑務所に対しても、施設内で薬物が出回らないように、薬物中毒者とその他の犯罪人を区分しておくように要求した。


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