薬物所持の疑いで逮捕の少年 最終判決を待つ

薬物所持の疑いで逮捕の少年 最終判決を待つ
2016年12月06日 00時00分 公開
薬物所持の疑いで逮捕の少年 最終判決を待つ
今年8月、14歳の少年が薬物所持の疑いで逮捕された。そして昨日、少年が所持していたのは疑われていた中枢陰茎興奮作用を持つメタフィタミンという薬物ではない事を検察側が認めているにも関わらず、少年は刑務所でもう3週間拘束されることになったという。

ティ・ヴィサルという少年はプノンペン市トゥール・コーク区で問題の薬物と思わしきものを配っているところを警察に発見され、8月に逮捕されていた。昨日の審判でヴィサル少年は、「それは浄水用のアルミニウム硫酸塩だ。」と主張。検察側の実験によって裏付けられている。
また少年は、この件の共犯者と疑われているチャントンという男にそそのかされて問題の物を配っていたと主張しており、「二週間で7個か8個くらい売った。その男は、1個売れば10,000リエル(2.50ドル)やると言った。」と強調。
チャントン容疑者は、ヴィサル少年の親族と近しい人物だとみられており、祖母の医療費を稼ぐことができると少年をそそのかしたと考えられている。ヴィサル君は、アルミニウム硫酸塩を買っていった人々は自分たちが薬物を買ったと信じていたと主張していると、薬物防止局員は裁判で述べた。
シン・ヴィレク検察官は「被告は告発の対象とみなされることはないかもしれないが、今は判決を待つしかない。」とコメントしている。「物質の鑑定結果を鑑みても、薬物法第40項には抵触していない。また未成年である点も裁判員には踏まえてほしい。」と続けた。このように検察側が譲歩したにもかかわらず、ヴィサル少年は12月28日の判決宣告まで留置所に拘束されることになっているという。

 
Source: phnompenhpost.com
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