学校教員が新たな法案の不敬罪で逮捕、王族を批判か

学校教員が新たな法案の不敬罪で逮捕、王族を批判か
2018年05月14日 00時00分 公開
学校教員が新たな法案の不敬罪で逮捕、王族を批判か


13日、国王をFacebook上で侮辱したとして教員1人が逮捕された。今年、新たに王室の人間を侮辱すると逮捕されるという不敬罪の法案が可決されたが、実際に法案が適用されたのは今回の逮捕が初めてだ。

13日、コンポントム州裁判所のSay Nora広報担当は「逮捕されたのは男性教員のKheang Navy(50)容疑者だ。容疑者は12日に逮捕され、現在は拘留されている」と話した。

カンボジア議会は今年の2月に法案を可決した。法案に従えば、Navy容疑者は5年の懲役刑か1万2500ドル(約130万円)の罰金が科されることになる。

コンポントム州警察のNhem Chhunly署長は「Navy容疑者はFacebook上で、ノロドム・シハモニ現国王とノロドム・シハヌーク前国王、またシアヌーク前国王の次男ノロドム・ラナリットを、カンボジア救国党(CNRP)の解散事件に関わったと批判したため逮捕された。容疑者は現在拘留されている」と語った。

13日、カンボジアのKhieu Kanharith情報大臣は「Facebook上で逮捕された容疑者の投稿が拡散されている。容疑者1人が投稿した場合よりも多くの人に読まれているだろう。今後も国民が同じ過ちを繰り返さないように、今回の事件が一罰百戒となることを願っている」と話した。

フン・セン首相は今年の始めに「今後王室の人間を侮辱する者への罰を一層厳しくしていくつもりだ。ただカンボジアの不敬罪はタイやサウジアラビアと比べればあまり重くはない。カンボジアは過去に王室を侮辱してきた。王室の尊厳を守るためにも、王室の侮辱を阻止する法の整備が必要だ」と語っている。

出典:KhmerTimes

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