前国王次男でフンシンペック党党首、交通事故で重傷

前国王次男でフンシンペック党党首、交通事故で重傷
2018年06月17日 00時00分 公開
前国王次男でフンシンペック党党首、交通事故で重傷


17日朝、カンボジアの王族であり政治家のノロドム・ラナリット陛下がシアヌークビル州で交通事故に遭い、重傷を負った。事故後、同氏はバンコクに治療のために搬送される予定だという。

ノロドム・ラナリット陛下はカンボジアのノロドム・シハヌーク前国王の次男だ。ノロドム・シハモニ現国王の異母兄でもある。また、現在、カンボジアの政党であるフンシンペック党の党首だ。

シアヌークビル州のChuon Narin警察署長は「17日の午前10時頃、シアヌークビル州Prey Nop地区のOu’ Oknha Heng自治区の、国道4号線で陛下の乗っていた車とタクシーが衝突した。陛下の妻であるOuk Phallaさんが重傷を負い地方病院に搬送されたが、同日12時20分頃死亡が確認された」と述べた。

フンシンペック党のYim Savy事務総長は「陛下は国外に治療のために緊急搬送される予定だが、搬送される国はまだ未定だ。ただBayon TVの報道によるとタイのバンコクが有力のようだ」と述べた。

警察によれば、陛下の乗っていた車の運転手やタクシー運転手、その他4人の乗客は全員重傷を負い病院で治療を受けているという。

フンシンペック党のNhep Bunchin広報担当は「陛下の妻の葬儀はプノンペンのBotumパゴダで行われる予定だ。陛下の妻は39歳で2人の息子がいた。また、7月29日に行われるカンボジア総選挙にシアヌークビル州で出馬する予定だった」と語った。

出典:KhmerTimes

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