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9日、カンボジア水資源気象省は豪雨が今後も数日間続く見込みだと発表した。
同省は声明で、ストゥントレン州やクラチエ州、コンポンチャム州の住民に豪雨による被害への警戒を呼び掛けた。
メコン川やトンレバサック川、トンレサップ川の低地の部分では増水が予想されているという。
ストゥントレン州では川の水位が10.79メートルまで、クラチエ州では21.96メートルまで、コンポンスプー州では15.28メートルまで上昇することが予想されている。この水位は安全基準を超えており、市民生活に影響を及ぼす恐れがある。
9日、Kean Hor水資源大臣は住民に警戒を呼び掛けた。
同大臣は「川の増水状況を確認したうえで、我々は住民に自身の身を守るように注意喚起している」と語った。
9日、シェムリアップBanteay Srey地区で川が氾濫し、同地区知事であるNob Vuthy氏は2つの村が洪水被害に見舞われていることを明らかにした。
同知事は「洪水で村の多くの家屋が被害を受けた。ただ、被害の程度は避難を要するほどの深刻さではなかった。自治体は常に住民を支援する用意が整っている」と語った。
9日、農林大臣は今回の洪水で3000ヘクタール以上分の水田が収穫不能になったという。また、ストゥントレン州やクラチエ州、コンポンチャム州、トボンクムン州において2万ヘクタールの水田が被害を受けたと述べた。
国家災害対策委員会(National Committee for Disaster Management)の報告によると、計3万9243世帯の家庭が洪水被害を受けたほか、4959世帯が5つの州の53の安全地域における避難生活を余儀なくされているという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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