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8日、フン・セン首相は政府を非難する団体と政府との和解を妨害しているとして元最大野党党首サム・ランシー氏を批判した。
フン・セン首相は首相府で学生らと会談を行い、談話を発表した。
首相によると、サム・ランシー氏はカンボジア王国の業績を評価せずに、フン・セン首相の親族を非難しているという。
「和解が求められる場合、互いの信頼関係が必要となる。問題解決を求めていないという点を私は許容できない。彼らが私の子供を侮辱していることに耐えることはできない」と語った。
談話では、軍事クーデターや色の革命から王国の平和を守ると述べられた。
首相は「平和を破壊する行為は断じて受け入れられない。軍事クーデターや色の革命、またその他の平和を乱す行為は民主主義とはかけ離れており、許すことができない。サム・ランシー氏らは私が私欲のために動いていると批判するが、私は国民の生活を守っている」と語った。
サム・ランシー氏は昨年カンボジア救国党(CNRP=Cambodia National Rescue Party)が解党されて以来カンボジア政府に反発姿勢を示してきた。
昨年、CNRP党首のケム・ソカー氏が米国と共謀して色の革命を起こそうとし、国家反逆罪で禁固刑を命じられた。その後、CNRPは最高裁判所によって解党を命じられた。また、元CNRPの上院議員118人は5年間政治活動を行うことを禁じられた。
現在、サム・ランシー氏はフランスに亡命しており、フン・セン首相やカンボジア政府を批判して民主主義の実現を訴え、デモを引き起こしている。
今年4月、政府機関は公表した映像の中で、フン・セン首相によってテロ組織として認定されているクメール人民民族解放戦線(Khmer National Liberation Front)を、サム・ランシー氏と共謀して政府転覆を図っているとして批判した。
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