18日〜20日、与党のカンボジア人民党(CPP=Cambodian People's Party)はカンボジアの経済発展や政府による業績を讃えるために集会を開催する予定だという。
17日、フン・セン首相は42回目となるCPPの集会を18日から3日間開催することを発表した。集会はプノンペンのKoh Pich Exhibition Centreで開催され、数千人の党員が参加する予定だという。
首相はストゥントレン州にあるLower Sesan II水力発電ダムのオープンセレモニーに出席し、演説の中で党員に対してCPPの集会への集結を呼びかけた。
「18日から3日間、2030年までにカンボジアが高中所得国となるために、CPPは今後どのように行動すれば良いのかを話し合う」と語った。
首相は、先日行われた総選挙でCPPが勝利し国民議会における全125議席を確保したことで、国民が王国の平和と経済発展を望んでいることが明らかになったと述べた。
「カンボジアの平和を守ることができるのはCPPだけだ。平和なくして経済発展を遂げることはできない」と続けた。
CPP広報担当のPhal Virun氏によると、集会ではCPP中央委員会が政党の活動内容や政治運営、内政問題、経済発展のための施策に関して改めて確認するという。
同広報担当は「CPPは経済発展のために平和や秩序を保ち、また平和を破壊しようと目論む人々から国家としての主権を守った。そして、フン・セン首相は王国を正しい方向へと導いた。政治的な安定をもたらし、また外国による内政干渉を防いだ」と語った。
集会では政治家が対処すべき問題や、過激派による与党への攻撃についても話し合われるという。
Virun氏は「これまでベトナム人による犯罪が取り上げられてきたが、昨今は中国人による犯罪が増加している。これら外国人による犯罪に関しては慎重に議論を交わさなくてはならない」と語った。
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