フンセン首相、ASEAN首脳会議出席のためバンコクへ出発

フンセン首相、ASEAN首脳会議出席のためバンコクへ出発
2019年06月21日 00時00分 公開
フンセン首相、ASEAN首脳会議出席のためバンコクへ出発

<バンコクで、タイ議会のSuchart Tancharoen氏がカンボジア国民議会のKhuon Sodary議員に挨拶をする様子(国民議会より)>


フンセン首相はKhuon Sodary議員をはじめとする国民議会の代表団につづき、バンコクで開催されるASEAN首脳会議に出席するためカンボジアを出発する予定だ。


Sodary議員は、21日〜23日に行われるASEAN議員会議(AIPA)に出席するため、フンセン首相の出国前にバンコクへ出発しており、フンセン首相は6月22日〜23日にわたり行われる第34回ASEAN首脳会議に出席する予定だ。


国民議会が公表した文書によると、Sodary議員率いる代表団はASEAN議員会議の議長を努めるタイ議会のChuan Leekpai元首相に誘致されたという。


文書によると、Sodary議員はASEAN議員会議やASEAN地域が直面する課題に関する基調講演を行ったという。同議員は自身の視点から課題に対する解決策も提案した。


文書には「Sodary議員はタイをはじめASEAN諸国の代表と会談を行った」と述べられ、同議員がASEAN地域や世界の発展や相互理解、平等な主権、平和維持と政治の安定に焦点を当てた議論が行われたことに言及されていた。


19日、カンボジア外務省が公表した文書によると、フンセン首相はASEANの議長も務めるプラユット・チャンオチャ首相に誘致されたという。


文書には、フンセン首相にPrak Sokhonn外務大臣、Pan Sorasak商業大臣、Hang Chuon Naron教育大臣をはじめ、政府高官やカンボジア商工会議所に所属する有識者が同行することが明らかにされている。


文書よると、今回のASEAN首脳会議のテーマには「持続可能な社会のための連帯高度化(Advancing Partnerships for Sustainability)」が掲げられ、世界が抱える新たな課題に対するASEAN諸国間の連携強化や合意、目標について話し合いが行われる予定だという。


文書には「ASEAN首脳会議ではASEAN地域内のさらなる持続・維持可能な連携の達成に関しても議論が交わされる」と述べられ、フンセン首相がASEAN議員会議やビジネス評議会代表者との会議、ASEAN地域の学生との会議など複数の話し合いに参加することも明らかにされた。


Sokhonn外務大臣はASEAN諸国の外務大臣との会談や、21日〜22に行われる第19回ASEAN政治・安全保障共同体評議会に出席する予定だ。


文書によると「第34回ASEAN首脳会議の結果は、ASEAN地域の住民にとって利益のある平和や安定、権利を実現するため、今後のASEAN地域内の連携強化や安定的な発展などに反映される」という。


カンボジア王立アカデミー国際関係部門Kin Phea氏によると、ASEAN首脳会議はカンボジアが他国の首脳と議論が交わせる機会だという。


同氏は「カンボジアはASEAN諸国と平等だ。通常、ASEAN首脳会議の最中、カンボジアはASEAN諸国と二国間会談も行う」と述べた。


同氏はASEANは「おしゃべり好き」と呼ばれるほど毎年最も多くの会談を行う地域組織だと強調した。


同氏は「ASEANは共に解決するべき課題が多くあり、より多くの話し合いをすることで実績を残すことができる。ASEANには2大原則があり、1つ目は解決が不可能になることを防ぐ為に、他国の内政に関しては干渉をしないということだ。ほとんどの話し合いに関する提案は終了しているが、課題の解決策がない場合もある。2つ目はすべての決定は合意の上で行われることだ」と述べた。

 

出典:KHMER TIMES

 

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