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<28日、フンセン首相は東京に向けて出発した(KT/Khem Sovannara)>
28日、フンセン首相は第25回国際交流会議「アジアの未来」などのイベントや各国首脳らとの会談に出席するため、、東京に向け出発した。今回の来日は4日間に及ぶ予定だという。
「アジアの未来」では、各地域から政治、経済、学問のリーダーが集結し、地域問題や世界におけるアジア地域の役割などを自由に討論する予定だ。国際交流会議は1995年から日本経済新聞社が主催で毎年行われている。
今年、フンセン首相は、マレーシアのマハティール・ビン・モハマド首相、バングラデシュのシェイク・ハシナ首相、ラオスのトーンルン・シースリット首相、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ首相とともに会議に出席する予定だ。
首相は「新たな秩序の模索 – 混沌を越えて」というテーマで基調講演を行う予定だという。
搭乗する前、フンセン首相はフェイスブックに
「東京に滞在する間、安倍晋三首相と両国間の関係、地域や国際関係などを話し合う予定だ。また、カンボジアの発展を日本が援助する内容の2つの同意書に署名する予定だ」と投稿した。
また「日系企業の代表とも会談を行う予定だ。国内外にいるカンボジア国民が幸福や幸運を得られることを期待している」と続けて述べた。
今週始めに外務省が公開した文書によると、両首相が署名する予定の2つの同意書は493万ドル(約5億4000万円)規模の支援に関するものだという。
文書によると、182万9000ドル(約2億円)は『経済・社会発展プログラム(Economic and Social Development Programme)』の一環であるコンテナフレートステーション(コンテナ内の荷物を集積や一時保管する施設)の建設に割り当てられ、310万1000ドル(約3億4000万円)は『人材育成プログラム』に割り当てられる予定だ。
文書によると、フンセン首相は、カンボジア開発評議会と日本貿易振興機構(JETRO)、みずほ銀行によるカンボジアへの投資に関するセミナーが行われることも期待しているという。
JETROによる最新版の報告書によると、2019年第1四半期、カンボジアの対日本輸出は前年同期比の16%増加したという。
2019年第1四半期、両国間の貿易額は5億5800万ドル(約610億円)に上った。カンボジアから日本への輸出額は4億5400万ドル(約500億円)、日本からカンボジアへの輸出額は1億400万ドル(約115億円)だったという。
2018年、カンボジアから日本への輸出額は前年比27.3%増の16億ドル(約1760億円)、一方、日本からカンボジアへの輸出額は4億2100万ドル(約463億円)に上ったという。
カンボジア人民党(CPP)のSok Eysan氏は、今回の訪日は、現在のカンボジア政府が国際社会から合法的だと認められていることを示していると述べた。
同氏は「今回の国際会議に招待されたことは、政府が合法であり、国際社会が協力していきたいことを示している。政府が違法と主張するのは間違いだ」と述べた。
出典:KHMER TIMES
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