カンボジアの胡椒の生産量増加

カンボジアの胡椒の生産量増加
2017年06月20日 00時00分 公開
カンボジアの胡椒の生産量増加


農業省の最新の統計によると、カンボジアの胡椒生産量は、2016年の11,800トンから今年末までに約70%増加し、20,000トンに上ると予測されている。


農業省事務局長のハーン・バンハン氏は、胡椒の生産量の増加は省庁の努力によるもので、市場価格を上昇させ、農産物の栽培を促進したことに起因すると述べた。

「農家は、胡椒の価格が毎年上昇しているため、キャッサバやゴムの栽培から胡椒の栽培に転換している」とバンハン氏は語った。

同省によれば、今年は約5,000ヘクタールの土地が胡椒栽培に使用されている。

胡椒は全国19の州で栽培されており、ベトナムと国境を共有している東部のトボンクムン州は総生産量の約75%を占めている。

内部関係者によると、カンボジアの黒胡椒のほとんどは世界最大の胡椒生産国であるベトナムに輸出されているという。

その際に仲介人を通じて取引され、胡椒栽培者に実際の市場価格を伝えていない場合が多い。

胡椒栽培者は現在、ベトナムの仲介者を経ずに製産品を海外に直接輸出できるよう、政府に加工工場を建設するよう求めている。


プレア・ビヒア州で胡椒農場を所有するチャン・ソファル氏は「ベトナムの商人から離れられるよう、政府は投資家に胡椒加工工場に資金を投入するよう推進すべきだ」と述べた。

ソファル氏は、同国における胡椒産業の促進には、閣僚間の協力が必要だと述べた。

「農業省だけでは達成できない。胡椒取引を促進するなど、商務省など他の省庁とも協力しなければならない」

しかし、カンポットの胡椒の場合は、欧州連合の認定によって事情が異なる。

カンポット胡椒推進協会会長であるグオン・レイ氏は、カンポットの胡椒市場は成長し続けていると語った。

依然として欧州、米国、東アジアの市場での需要が高いことから、黒胡椒1キロあたりの現行価格は15ドル、赤胡椒は25ドル、白胡椒は28ドルである。

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