カンボジア救国党、フン・セン首相の発言に異議申し立て

カンボジア救国党、フン・セン首相の発言に異議申し立て
2017年05月14日 00時00分 公開
カンボジア救国党、フン・セン首相の発言に異議申し立て
CNRP(カンボジア救国党)は、CPP(カンボジア人民党)が今回の選挙に破れた場合、戦争が起こるというフン・セン首相の主張を否定した。

 フン・セン首相は先週、2500人の退役軍人に、「来月の地方選挙と来年の総選挙にはカンボジア人民党が主権を保持しなければ、戦争が起こるだろう」と述べた。

 しかし、CNRPの上級議員であるイム・ソヴァン氏は、昨日プノンペンで行われた集会にて「戦争から逃れるための投票」を促した。

 ソヴァン氏はフン・セン首相の32年間の指導をみて、「新たな選択が必要だ。有権者らに戦争は起こらないと主張すべきだ。」と述べた。

 ソヴァン氏は、人々が自由と正義を享受していたラッセル・ケオ区のキロメートル・プラム・モイ地域の集会で、1993年の第1次総選挙以来、戦争はなかったと述べた。
 人々は銃の使い方を知らないと言う。

CNRPは来週の土曜日、最初の自治選挙のために戦略を練る予定だ。

 「人々は、我々が肯定的な変化をもたらしたいということを知るべきだ。」とソヴァン氏は述べた。戦争について話す必要はないという。

 CNRPは、CPPが68対55の議席を獲得した2013年の選挙結果にいまだ異を唱えている。

 「我々は、結果について反論したいが、17人のCNRP役員と抗議運動家が抗議した時、彼らは投獄された」とソヴァン氏は述べた。

 しかし、CPPの代弁者であるソック・イーサン氏は、投獄されている活動家は何の活動にも参加しておらず、平和と政治的に安定した国に発展することだけを願っているという。

「人々は慎重に考えてから、投票しなければならない。」と同氏は述べた。

 イーサン氏は現在亡命している元野党指導者であるサム・レインシー氏を挙げた。

彼は、CNRPが力を入れれば、貧しい人々に与えるために富裕層からお金を徴収する人だ。

カンボジアにおける中立的な自由と公正な選挙のためのNGO団体は、地方選挙により今後が不安定になる可能性があると予測した。



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