カンボジア、次回選挙では投票の際にスタンプを使用

カンボジア、次回選挙では投票の際にスタンプを使用
2017年10月01日 00時00分 公開
カンボジア、次回選挙では投票の際にスタンプを使用


選挙委員会は、投票者が投票用紙に間違って記入していまう問題を解消するために、次の選挙では従来のペンで候補者の氏名を記入する方法の代わりに、候補者が書かれた紙の該当欄にスタンプを押す仕組みを導入することを明らかにした。

選挙委員会のシック・バン・ホック委員長は、6月のコミューン大統領選挙では、無効な投票とそれによる政党からの苦情が多発したことを受け、次の選挙ではスタンプを活用することでこの問題を防ぐことができると述べた。

「有権者が書き間違えないようなスタンプがあるため、有効票と無効票を仕分けるのが難しくなくなるだろう。」と同氏は述べた。

選挙監視団のNICFEC執行取締役のサム氏は、スタンプを使う方針に賛同した。

「これは無効な投票を減らすことに大きく貢献するだろう。」

「ペンで記入するよりも簡単だと思う。」

同氏は、人々は今回の変更についてきちんと教育を受ける必要があると付け加えた。

「選挙委員会は今回の変更に関する情報を国民に広く告知するため、全国的にテレビ放送する必要がある」


サム氏は来年7月の国政選挙に先立って、有権者登録を増やすための施策も進めていかなければならないと述べた。

有権者登録は9月1日から11月9日までだ。

選挙委員会は、今年の有権者登録人数は160万人を超えると推定しているが、9月1日から9月28日までに23万人が登録しているという。

サム氏は、「有権者登録期間が残りわずか1ヶ月ほどに迫っているにもかかわらず、登録者数は低い。」とコメントし、選挙委員会は有権者登録に関する情報の告知を進めていくべきだと述べた。


同氏は、有権者登録者数の低さは、現在の緊張した政治環境の結果である可能性があると指摘した。

選挙監視団のサヴァン氏は、自由で公平な選挙を推進するために、以前から選挙委員会に対し切手の使用を勧めていたという。

「私たちは満足しており、選挙委員会の決定を支持している」と同氏は語った。

サヴァン氏は、韓国を含むアジアの多くの国が、選挙で既にスタンプを使用していると付け加えた。

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