シアヌークビル国際空港、航空会社へのインセンティブ継続へ

シアヌークビル国際空港、航空会社へのインセンティブ継続へ
2017年01月04日 00時00分 公開
シアヌークビル国際空港、航空会社へのインセンティブ継続へ




シアヌークビル国際空港を利用した航空会社に金銭的インセンティブを支給するという昨年実施されたマーケティング戦略は同空港の就航便や利用者数を増加させたとして高い評価を受けている。

昨年1月、フランス企業が保有し、カンボジア国内の空港を運営するCambodia Airports社はシアヌークビル国際空港を出発する国際線に登場する乗客1人につき10ドル、1便最大1,000ドルを航空会社に支給するサービスを開始した。このインセンティブ制度は多く使われていない空港に定期便を開設するのに用するコストを相殺する目的で開始された。

Cambodia Airports社の報道担当ノリンダ氏は昨日、今回の成功で同社は今回のインセンティブ制度を継続することを決定したと明らかにした。

「我々はシアヌークビル国際空港の就航便と利用者数を増加させることに成功した今回の金銭的インセンティブ制度を継続する」とノリンダ氏は話し、2016年の同空港利用社は前年に比べ65%増加したと続けた。

ノリンダ氏はさらに、シアヌークビル州を広めるため、観光省と旅行会社と共同で行われたこのインセンティブ制度でCambodia Airports社は2016年、航空会社に対し合計20万ドルのインセンティブ支払をしたと明らかにした。

「カンボジアをビーチリゾート地として広めるために韓国や日本、フランス、香港の旅行会社をターゲットにしている。旅行会社をターゲットにすることで、彼らの持つパッケージツアーの中にカンボジアのビーチを組み込むことができる。」とノリンダ氏は話した。

アンコール航空のリム副社長はこのマーケティング戦略は同航空会社が昨年6月ホーチミンとシアヌークビルを結ぶ直航便開設する際、開設を決断する一助になったと話した。

リム氏はインセンティブ制度により、同航空会社のホーチミン-シアヌークビル便の価格設定は魅力的なものになり、シアヌークビルへの旅行者を増加させていると続けた。

「我々はこのインセンティブ制度を利用して閑散期に特別運賃などを適用し、より多くの旅行者をシアヌークビルに呼び込むことができる」とリム氏は語った。

シアヌークビル国際空港の2016年の利用者数は15万人にのぼったと推定され、2015年の9,4630人に比べて大きく増加した。この利用者数は国際線、国内線利用者の両方を含んでいる。

先月、Cambodia Airports社はシアヌークビル国際空港の収容人数を50万人に増加させるための拡張工事に着手した。


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