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水筒か?ペットボトルか?
シェムリアップで行われている取り組みで旅行者のペットボトル消費量が削減され、水筒が広く普及する事が期待されている。
シェムリアップのホテルやレストラン、他の旅行関係の会社は主要な観光地85箇所に水汲み場を設置し、市内に水筒を普及させた。
「これは旅行業界が創り上げた問題だ。だから、旅行業界が解決策を見つけなくてはならない」とシェムリアップホテル協会会長であり、この取り組みの主催者であるクリスチャン・デ・ボー氏が話した。
現在まで、様々な企業から6万5千本の水筒の注文を受けた。
また注文すると同時に多くの企業が水汲み場の設置を申し出た。
「水汲み場を設置する会社設置料をはらうが、水汲み場の水は原則無料です。ペットボトルの飲料水を削減し、水汲み場を作ることにより、多くの人がカフェやレストランに流れるだろう」とデ・ボー会長は語った。
約20年前、パブが立ち並ぶ通りの近くにクメール料理レストランを開業したプレア・チャンナ氏はこの取り組みについて時間はかかるかもしれないが努力する価値があるだろうと期待を示した。
「祭日などにみんながペットボトルの水を消費する光景を考えてほしい。水を飲んだ後、いたるところにゴミを捨てているではないか。捨てられたペットボトルを誰も処理しなかったらどうなるんだ。」とチャンナ氏は話した。
チャンナ氏はこの取り組みに賛同し、水汲み場の設置を検討している。水汲み場の設置料は社会貢献だとの考えだ。
賛同する非営利団体やホテル、旅行会社などは1億7500万本のペットボトルを4年間で削減する事を目指している。
この取り組むが成功する事を願う一方で、旅行者からは疑問も出ている。
「旅行者はペットボトルの水を通じて利便性を買っている。環境を守る事は間違えなく良い事であるが、人間の便利な習慣を面倒な習慣に変えることは簡単ではない。この取り組みは良い影響を与えるかもしれないが、大きな影響にはならないのではないだろうか。」とシェムリアップを旅行する男性は話した。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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