世界銀行、カンボジアの急速な経済成長と貧困率解消に言及

世界銀行（WB）のミャンマー支店、カンボジア支店、ラオス支店の新しい取締役であるエレン・ゴールドスタイン氏は、世界銀行は各国の成長を支え続けてきたと述べた。
 
同行は、貧困終結と共存共栄の促進を目指して、各国政府および関係者との協力の強化にコミットしたという。
 
「最近、これらの国々において、東アジアで最も急速な経済成長が見られた」
 
「各国のパートナーシップ戦略を通じて、世界銀行は貧困層を守るために包括的な成長を引き続き支援する」
 
「ミャンマー、カンボジア、ラオスで世界銀行を代表して任職されたことを光栄に思っており、これらの国々のユニークな歴史や開発経緯をより深く理解できることを楽しみにしている」と同氏は述べた。
 
世界銀行の元東南アジア取締役であり、カンボジアに5年間赴任していたウルリッヒ・ザカウ氏は、任期中に同国の急速な発展を体感したという。特に、大きな課題であった貧困の削減はめざましいものがあったようだ。
 
「最も感銘を受けたのは、私がここで働いていた短期間にカンボジアがこれほど変化し続けたことだ」
 
「経済成長と貧困削減が凄まじいスピードで進んでいる」と述べた。
 
「カンボジアは長い道のりを歩んできたと思う。貧困問題において、アジアおよび全世界の先駆者となった」
 
「プノンペンだけでなく、他の地域でも住民の生活レベルが向上しているようだ」と語った。


 
カンボジアの開放貿易政策は、世界市場への輸出拡大と、そのための生産業への投資拡大を大きく助けるだろうとコメントした。
 
これは、この地域における力強い成長を促進し、特に中国から利益を得るのに役立つであろう。
 
「アジアは、これからも大きく成長し続けるだろう」と語った。
 
「ASEANとの関係を持っており、中国との強い結びつきは今後も継続する見込みであることから、カンボジアがこれまでの政策を引き続き継続していくことが重要だと考えている」
 
世界銀行は、今年のカンボジアの成長率は約6.9％になると予測している。2007年の貧困率は47.8％であり、2014年には13.5％に低下したようだ。
 
世界銀行は、3カ国で43の活動プロジェクトを支援しており、27億ドル相当以上を投入していると述べた。
 
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