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25日、カンボジア農林水産省は農薬を当面輸入しないという声明を発表した。今回の声明は、先日クラチエ州で13人が汚染水を飲んで死亡した食中毒事件を受けたものだ。
Veng Sakhon農林水産省大臣は「現在、カンボジアへの農薬の輸入は完全に停止している」と話した。
ただ、発表された声明の中で輸入を停止する具体的な期間に関する言及はなかった。
声明によると、農林水産省の調査員が農家を訪れて農薬に関しての調査をおこなった。その結果、違法に農薬が輸入されていたことが明らかになり、その後農林水産省は農民らに安全性が保証されている農薬を使用するよう呼びかけた。
また、同省は村の農家を管理している人々に対しても「村人たち一人一人に安全な農薬を使用するよう促してほしい」と呼びかけた。
モンドルキリ州の農業管理部門のSong Kheang代表は「私たちは農林水産省から農薬の正しい使用方法について指導を受けている。村人たちにもその指導内容を伝え、クラチエ州で発生した食中毒を繰り返さないように徹底するつもりだ」と話した。
カンボジアの農業機関のCEDAC(Cambodian Centre for the Study and Development of Agriculture)のSam Vithou代表は「農薬を輸入する際も細心の注意を払う。これまでは検査なしで農薬を輸入していた。クラチエ州での事件を教訓にしなければならない」と語った。
クラチエ州で被害に遭った村人たちは「食中毒の原因を金鉱発掘会社が発掘後に青酸カリを残したからだ」と主張したが、鉱工・エネルギー省当局が断固として否定したという。
フン・セン首相が保健省当局に食中毒の原因を尋ねたところ、保健省のPrasidh氏とSem氏は「食中毒の原因は有毒な農薬を使用したためだ」と語った。
出典:KhmerTimes
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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