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カンボジア国内初、日本人シニア層の介護施設で将来働くカンボジア人訓練機関が設立された。
カンボジア日本技術大学(CIJT=The Cambodia Institute of Japanese Technology)は、プノンペンSen Sok地区Thmey自治体で設立され、まず最初に160人の労働者を指導する予定だという。
同機関の石郡 英一代表は、日本で急増するシニア層の介護のために、カンボジア人160人をカンボジア国内で2年間指導すると述べた。
同代表は「カンボジアには多くの若者がいる一方で、日本ではシニア層が急増しており、介護施設で働く人の需要が高まっている。これが日本でカンボジア人が職を見つけることに繋がると期待している。我々は日本のシニア層に愛情と同情心を持って接する」と語った。
カンボジア教育省副官のSamedy Sivathana氏は、日本におけるシニア層の介護問題はカンボジアにとっても国内に介護技術を導入できる重要な機会でもある。先20年間でカンボジアのシニア層は7%増加すると予想されていると述べた。
同氏は「日本人の指導官と専門家が、カンボジア人労働者に日本基準で介護について指導してくれる」と語った。
報道機関のAgence Kampuchea Pressによると、カンボジア国内のシニア層の数は2030年までに200万人近くにのぼり、カンボジア人総人口は1810万人まで増加すると予想されている。
2015年、カンボジア人の60歳以上の数は111万人で、これはカンボジアの人口の15.3%を占めるという。
1月、カンボジア日本技術大学の近藤芳央氏はカンボジアのIth Samheng 労働大臣と会談を行った。
同氏は、我々は介護施設で働く労働者が日本で介護方法を学ぶ前にカンボジアで指導を受けられるように、300万ドル(約3億円)を使い訓練施設を設立したと述べた。
Samheng労働大臣は訓練施設はカンボジア初のものだとし「看護師は日本で働くためだけでなく、将来シニア層が増加するカンボジア国内でも働くことができるだろう」と語った。
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