カンボジア製塩業、労働者不足が深刻化

工業手工芸省は、労働者不足や気候変動などのカンボジア製塩業者が直面している課題を解決するために他の省庁と協議を行っている。

同省の広報担当者Um Sotha氏はクメールタイムズ紙に対して、製塩業が直面している最大の問題は人手不足であると伝え、これは非競争的賃金による結果だと指摘した。

「工業手工芸省は他の省庁と労働力を確保する方法について議論を行った。多くの人々は製塩業ではなく、より高い賃金が支払われる製造業を選んでいる。」とSotha氏は述べた。

また、「現在は製塩業における解決策として、労働者に対して賃金とインセンティブの増加を検討している」と話した。

カンポット・ケップ塩協会の共同代表取締役Bun Baraing氏は、今年の塩の生産量は国内需要を満たすには不十分であるが、同省が労働力を確保する方法を見出してくれることを期待していると述べた。

「同省の代表者たちは、人手不足問題についてカンポット・ケップ塩協会と話し合ったが、まだ解決策は出ていない。労働者にとってより良い取引になることを期待している。他の部門の賃金は高いため、労働者や現場所有者は他の産業に移動する人もいる。」と Baraing氏は話した。

また、今年の塩の生産量は国内需要を下回るだろうと指摘する。

「今年の生産量は伝えられないが、生産に影響を与える可能性のある豪雨が予測されている。国内需要に対応するため、輸入に頼らなければならないだろう。」とBaraing氏は話した。

カンボジアでは、毎年8万〜10万トンの塩が消費されている。昨年は、豪雨により需要を満たすことができず、中国とタイから3万トンの製品を輸入したという。
 

出典：KHMER TIMES

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