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<写真:Khmer Times>
カンボジアの労働組合は3日、労働訓練省で開催された最低賃金評議会で最低賃金を11.59ドル(約1200円)引き上げるよう正式に要求した。クメールタイムズ(電子版)が報じた。
8月下旬に、カンボジア労働組合連合(CLC)や労働者運動集団連盟(CUMV)を含む、労働組合の代表者ら20人以上が集まり、最低賃金の引き上げについて議論したという。
会議では、現在の最低賃金である190ドルの6.1%相当である11.59ドルの賃金引き上げを要求することで同意していた。
CLCのAth Thorn代表は、賃金の引き上げは縫製・履物・かばん工場の労働者にのみ適用される述べている。
6月、新型コロナウイルスの影響により、労働職業訓練省はカンボジア縫製業協会からの引き上げ案の提出を7月から9月へと延期することを承認していた。
5月には、CLC、カンボジア縫製産業民主労働組合連合(C.CAWDU)、カンボジア観光・サービス労働者連盟は、政府に対してパンデミックの中、労働者が60%の賃金を受け取る保証を求める書簡を送っていた。
書簡では、縫製労働者の最低賃金を190ドルから250ドルへ引き上げることや、建設業、観光業、運輸業、ホスピタリティサービス業の労働者に固定賃金を適用することなどについて言及していた。
カンボジアでは、7月上旬までに400の縫製・履物・旅行用品を生産する工場が稼働を停止しており、失業者は15万人以上に上るという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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