カンボジア、縫製・履物協会がEBAの停止延期を陳情

カンボジア、縫製・履物協会がEBAの停止延期を陳情
2020年06月05日 00時00分 公開
カンボジア、縫製・履物協会がEBAの停止延期を陳情

<写真:Khmer Times>

 

2日、カンボジア縫製業協会(GMAC)とカンボジア履物協会(CFA)、在カンボジア欧州商工会議所(EuroCham)の代表者は、欧州委員会に対してEBAの一部停止が実施される時期を12ヶ月間延期するよう陳情した。地元複数メディアが報じた。

欧州委員会へ宛てられた共同の陳述書には、新型コロナウイルスのパンデミックで生産が停止し、世界的な需要の低下が衣料品、履物、旅行用品の製造業者や労働者に大きな打撃を与えたと記載されていたという。

 

 

また、カンボジアでは国内の衣料品、靴、旅行用品を製造する250か所の工場が稼働停止となり、同業界で働く13万人以上の労働者が職を失い、今後も失業者は増加することが予想されている。

陳述書によると、2020年第1四半期は多数のバイヤーが発注のキャンセルしたため、衣料品、靴、旅行用品の売上高は、年間で50〜60%減少すると予測されているという。

 

カンボジア縫製業協会(GMAC)のVan Sou Ieng会長は、欧州委員会が8月12日に予定している特恵関税の一部停止措置が実施されれば、カンボジアへ大打撃を与えることとなると述べた。

EUはカンボジア最大の貿易相手であり、2018年にはカンボジアからの輸出の45%を占めている。

 

 

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