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<写真:Khmer Times>
3日、カンボジア保健省は、アメリカの製薬大手「メルク」などが開発を進めている新型コロナウイルスの軽症者向け経口薬「モルヌピラビル」の緊急使用を許可した。
クメールタイムズ(電子版)などが伝えた。
Mam Bun Heng保健大臣は、3日に同治療薬の緊急使用許可に関する文書を発行した。
文書では、モヌルピラビルはアメリカで実施された臨床試験で、安全かつ新型コロナウイルスの治療に高い効果があることが実証されたと説明。
緊急使用を許可し、正式な認可に向けた評価を継続していくと述べた。
4日、イギリスの医薬品規制当局はモヌルピラビルの使用を承認。
新型コロナウイルス向けに開発された飲み薬の承認は世界初だという。
モヌルピラビルは、症状が見られてから5日以内の服用が最も効果的とされており、糖尿病や心臓病、60歳以上など、重症化するリスクが少なくとも1つ以上ある患者に処方される。
イギリスの医薬品規制当局によると、モヌルピラビルはウイルスの複製を阻害する効果があり、体内での増殖を妨ぐことによって重症化を防ぐという。
また、メルクとアメリカ食品医薬品局(FDA)が新型コロナウイルスに感染した軽症〜中等症の患者を対象に行った治験では、モルヌピラビルが入院や死亡のリスクを約50%減少させる効果があったと発表していた。
1日、フンセン首相は5万人分のモルヌピラビルを既に発注したと発表しており、購入額は250万ドル(約2億8500万円)だと推定されているという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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