フンセン首相、豪州のワクチン供与時期に疑問 中国製追加購入も視野

フンセン首相、豪州のワクチン供与時期に疑問 中国製追加購入も視野
2021年11月02日 17時20分 公開
フンセン首相、豪州のワクチン供与時期に疑問 中国製追加購入も視野

<写真:Khmer Times>

 

フンセン首相はオーストラリアが供与を約束したファイザー製ワクチン200万回分の受け取りがまだできていないことに疑問を呈し、もしファイザー製ワクチンを受け取ることができない場合は、中国からシノバック製ワクチンを購入すると述べた。

クメールタイムズ(電子版)などが報じた。

 

フンセン首相は1日、経済財務省のVongsey Vissoth事務次官に対し、オーストラリア大使館とワクチンの供与時期について確認するよう要請したという。

確認しても受け取りの時期などが不明確な場合は、未だワクチン接種ができていない国民のためにシノバック製ワクチン300万回分を購入するよう指示したという。

フンセン首相は、3歳以上の子供へのワクチン接種など国民へのワクチン接種を今後さらに進めていくために必要なワクチンをカンボジアはまだ確保できていないとしている。

 

1日、オーストラリア大使館の報道官は、クメールタイムズに対し、供与を約束したワクチンは国内供給または調達契約によるものであり、オーストラリア保健省薬品・医薬品行政局においてワクチンの安全性、品質、および有効性などの評価で承認される必要があると述べた。

 

また、オーストラリアはワクチンの販売は行わないが、2022年末までには東南アジア・太平洋を含む複数の地域にワクチン6000万回分を提供するとしている。

ユニセフを通じて供与するワクチンの製造元や到着時期については確定できる立場にないとした。

 

一方で、フンセン首相は、集団免疫の獲得に向けて、新型コロナウイルスのワクチン900万回分を確保していると述べた。

首相によると、確保しているワクチンの数は932万4825回分で、プノンペンに641万214回分、その他24州に291万4611回分を割り当てているという。

さらに、今月中にはシノバック製ワクチン100万回分が到着するとしている。

 

 

 

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