カンボジア、1日のオミクロン株陽性者数が過去最高を記録

カンボジア、1日のオミクロン株陽性者数が過去最高を記録
2022年02月04日 15時32分 公開
カンボジア、1日のオミクロン株陽性者数が過去最高を記録

<写真:Khmer Times>

 

4日、カンボジアで1日あたりのオミクロン株陽性者数が過去最高となった。政府公式発表では、本日の新規陽性者数数は66人で、すべてオミクロン株であったことが明らかにされた。内訳は市中感染64人の輸入症例2人。

 

同国では現在、輸入症例503件、市中感染606件の合計1109件のオミクロン株感染者が記録されている。

 

地元報道機関によると、新型コロナウイルス感染者の一部は、自宅で隔離しながら漢方薬やモルヌピラビルなどを服用し、自己治療している。これらの感染者は症状が軽く、平均5日間で回復するという。

 

3日、世界保健機関(WHO)は、欧州は新型コロナウイルスとの戦いにおいて「長い平穏な期間」、さらには「永続的な平和」に向かって進んでおり、規制を解除する国が増えつつあると述べ、楽観的な見方を示した。一方で、WHO欧州局長のハンス・クルゲ氏は、各国がワクチン接種と新型ウイルス検出のための監視を継続する必要があると警告している。

 

オミクロン株とその亜種は感染力が強く、再感染率が高いため、現在カンボジアを含む世界中に広がっている。

 

インペリアル・カレッジ・ロンドンの新型コロナウイルス対策チームの研究によると、オミクロン変異型の再感染リスクはデルタ変異型の5.4倍と推定されており、再感染に対する防御率は19%程度と考えられるという。

 

フン・セン首相と保健省は、ブースター接種の呼びかけを継続しているが、依然として摂取率は低いままとなっている。

 

現時点の公表では、カンボジアでは約615万人(人口の約36.31%)にブースター接種が投与されている。

 

カンボジアは経済の再開を急いでおり、王立政府は現在、新型コロナウイルスの軽症例には自宅療養で対応することで、「ニューノーマル」に移行し、カンボジアを観光とビジネスのために開放することに重点を置いている。

 

 

 

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