カンボジア:オミクロン株の流行に対して楽観的な見方

カンボジア:オミクロン株の流行に対して楽観的な見方
2022年02月02日 12時55分 公開
カンボジア:オミクロン株の流行に対して楽観的な見方

<写真:Khmer Times>

 

1日、保健省のHok Kim Cheng氏は、亜種であるBA.2を含むオミクロン株に関して、パンデミック終局が見えていることを示す5つの要因があると発表した。

 

同氏は、「第1に、オミクロン株の流行後は、死亡率がゼロになっている。3カ月以上、同国内では新型コロナウイルスによる死者は記録されていない。

第2に、重症感染症の患者数は約1,500人から、ICUで治療中の200人以下に減少した。

第3に、危険なデルタ株の感染者はもう確認されていない。同株はまだ存在するが、もはや心配する必要はない。

第4に、治療方法が改善され、感染が軽度のため自宅療養が可能になった。

第5に、他の4つの要因を担っている、高いワクチン接種率である。」と発表した。

 

また、同氏は、全国的に患者数がかつてないほど増加しているオミクロン株について、その性質は穏やかで、インフルエンザウイルスにほぼ匹敵する可能性さえあると指摘している。

 

同日、バタンバン州のSok Lou知事は、「国境での厳しい検査のおかげで、タイから帰国する出稼ぎ労働者が新型コロナウイルスを持ち込む脅威はもはや心配する必要はない。過去に移民労働者の流入とデルタ株の急増に対処した経験から、現在ではオミクロン株とその亜種であるBA.2の輸入症例に対処する準備ができている。」と話した。

 

また、保健省のVandine氏は、同日の音声メッセージで「3 Do’s と 3 Dont’sを継続的に実行するよう、同胞に強く、改めて訴えたい。」とした上で、ワクチン未接種者やブースター投与未接種者に対して再度ワクチン接種の重要性を呼び掛けている。

 

 

 

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