地方選挙で当選した野党議員、20年前の強盗事件で逮捕される

地方選挙で当選した野党議員、20年前の強盗事件で逮捕される
2022年06月22日(水)13時19分 公開
地方選挙で当選した野党議員、20年前の強盗事件で逮捕される

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア当局が、20年前に強盗事件に関与したとして地方選挙で当選したNhim Sarom氏を逮捕したことを、同国の情報筋がラジオ・フリー・アジア(RFA)に語った。

 

同氏は、野党・キャンドルライト党の候補者として、5日に行われた地方選挙でコンポントム州のChamna Lueコミューンの議会で議席を獲得した。

 

21日午後、警察は同コミューンの役所で仕事をしていたNhim Sarom氏を拘束した。

 

RFAが入手した2002年の事件への関与に対する逮捕状によると、逮捕状は2012年6月21日付けだが、2022年6月21日にコンポントム州警察のVorn Sophorn長官が署名し執行されている。

 

Nhim Sarom氏の妻は、RFAクメール・サービスに対し、夫は無実であり、逮捕は政治的利権と民意の心外であるとして、当局に夫を釈放するよう要請するという。

 

その後、コンポントム州裁判所のSik Vanna捜査判事は、20年前に起きた事件でNhim Sarom氏を強盗罪で訴えた。

 

キャンドルライト党の副党首であるThach Setha氏はRFAに対し、この逮捕と告発は政治的動機によるものだと述べ、「この事件は2002年に発生し、2012年に逮捕状が出されたのに逮捕されなかった。なぜ地区長に選出された後に逮捕されたのか」と続けた。

 

この容疑は借金返済のための財産の差し押さえに関連しており、Nhim Sarom氏は、お金を貸していた男からバイクを奪い、そのバイクを警察署に持って行き、借金返済のための解決策を探ろうとした。

 

Thach Setha氏は、「この2人は後に和解し、問題は解決している。これは政治的な脅迫である」と述べている。

 

カンボジア人権開発協会(ADHOC)のSoeung Senkaruna報道官は、RFAに対して事件から逮捕まで20年が空いていることに対し、奇妙であり、政治的な問題のように見えると述べ、今回のような逮捕は、カンボジアの政治・法制度に対する国民の信頼を損ねかねないと続けた。

 

Nhim Sarom氏は、5月5日にコンポントム州のコミューン評議会に選出された3人のキャンドルライト党候補者の1人であり、同党の2番目の新任地方公務員である。

 

今回の地方選挙後には、バッタンバン州で当選したLey Sokkon氏が、選挙当日に与党の地方当局が投票登録を行う様子を撮影し、住居権の侵害の疑いで6月8日に逮捕されている。

 

RFAによると、コンポントム州警察のVorn Sophorn長官との連絡が取れておらず、Nhim Sarom氏の逮捕についてのコメントは得られていない。

 

 

 

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