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<写真:Khmer Times>
国家選挙委員会(NEC)は、6月5日に行われた地方選挙の前後で、出馬した政党から苦情約200件を受けたという。
クメールタイムズ(電子版)が報じた。
NECのSom Sorida副委員長は8日、投票日前にNECは苦情126件を受け、苦情を申し立てた者は罰則を要求したことを明らかにした。
選挙運動期間中に提出された53件のうち、22件は州選挙管理委員会(PEC)に移送され、9件はNECに回された。
また、選挙運動に関するすべての活動が禁止された投票日の前日には、NECは苦情73件を受けたという。
そのうち1件はPECに送られ、選挙関係者の処罰を要求する2件についてはPECに直接提出された。
6月5日の選挙後〜8日までにNECが受け取った苦情は71件で、そのうち68件は投票日に関するもの、3件は投票日前夜に関するものであった。
一方、罰則を求めるものは9件、不正の疑いに関するものは32件であった。
提出された苦情のほとんどは、カンボジア人民党、キャンドルライト党、草の根民主党が提出したものだという。
同副委員長は、「地方選挙委員会における苦情のうち、17件は解決済み、24件は苦情提出者がNECの解決案を拒否、3件は取り下げ、1件は選挙法で定められた期限を過ぎて提出されたため却下された」と付け加えた。
また、「合計22件の苦情がコミューン・レベルから州レベルに引き継がれ、コンポンチャム州とトボンクム州の2件はNECによって現金500万リエル(約16万5000円)の罰金となり、他の2件は和解となった」と述べた。
さらに、事件1件の被告人は警告状を受け、他の11件は注意状を受けた。
9件は国家レベルに引き渡され、NECは罰則2件を取り消すことを決定し、1件は撤回され、2件は和解の過程にあるとした。
NECは残りの苦情を解決するため、公開ミーティングを開催する予定だという。
一方、キャンドルライト党・ポイペトコミューン長候補のChao Rattanak氏は、6日と7日にポイペト市ポイペトコミューンの地方選挙委員会に同僚と苦情を申し立てたが、十分な書類を作成していないという理由で当局に拒否されたという。
同氏は「カンボジア人民党の職員は投票所に残ることを許されたが、キャンドルライト党の職員は会場から出て行くよう言われ、脅迫までされた。開票中には全てのドアが閉められていた」と語っている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。