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<写真:Khmer Times>
カンボジアとベトナム、ラオス、タイの反薬物警察幹部は、来月初めにベトナムで麻薬撲滅対策と協力強化に関する会議を開催する予定である。
反薬物局のKhoeung Sarath中将によると、ベトナム警察は10月5日にホーチミン市で4日間の会議を招集している。
Sarath中将は、同会議にはカンボジア警察幹部5人が出席することを明らかにしており、国境沿い、特に近隣国境の通路での麻薬密売取り締まりに向けた協力強化に期待を示した。
また、同中将は「会議の主な目的はカンボジアやベトナム、ラオス、タイの共通の国境沿いの麻薬問題を議論することである。我々はそれぞれの国への麻薬の輸出入を撲滅するため、すべての国境通過点、国際検問所、国際空港の管理を強化し、綿密に監視する必要があると感じている」と述べている。
同中将はカンボジアは他国への麻薬密輸経路として利用される被害国であると指摘する。
同中将によると、カンボジアで密売される麻薬の大半はミャンマーとラオス、タイの「ゴールデントライアングル」から輸入される。
また、カンボジアに密輸される麻薬の多くは、近隣諸国との国境沿いの密輸ルートを経由して持ち込まれるという。
同中将は、近隣諸国と協力し、陸や海、空の国境通路や国際空港を含む国際国境検問所の監視を強化することができれば、カンボジアへの麻薬密輸は大幅に減少するであろうとの見解を示した。
カンボジア当局はこれまでに外国の警察と良好な連携を築いているとされている。
カンボジア警察は米国麻薬取締局(DEA)とブラジル連邦政府当局からの情報提供を受け、プノンペン国際空港でボリビア国籍のKaren Cecia Lopez Vaca容疑者(36)を逮捕し、4356gのコカインを押収した。
フン・マネット首相は9月10日、麻薬乱用が増加している状況を受け、麻薬問題への取り組みを強化するとの政府の決意を公表している。
同首相は麻薬問題はカンボジアだけではなく、地域的、そして世界的な範囲で深刻であるとも指摘する。
新政府は麻薬問題の解決に全力を尽くすと明言しており、同首相は麻薬撲滅に向けた国家当局を強化する法令を発行した。
この政令により麻薬対策委員会が設置され、副首相が「委員会主任」として、内務省と国防省、司法省の3人の副首相が「副主任」として参加することになっている。
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