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<写真:Khmer Times>
フン・マネット首相はカンボジアにおける薬物関連問題の撲滅を優先することを明言し、同国政府は違法薬物との戦いを強化するため、国家麻薬取締局(NACD)の範囲を拡大する政令を発行した。
同首相は麻薬問題がカンボジア、地域、そして国際的にも慢性的な問題であると指摘し、同国政府が違法薬物の削減と撲滅のために必要な手段を講じることを強調している。
同首相は「麻薬問題は困難であるが、新政府の国家安全保障政策の中心的な優先事項である」と述べた。
NACDの新しい構成によれば、副首相が「議長」として、内務省、国防省、司法省の3人の副首相が「副議長」として参加する。その他のメンバーは社会問題・退役軍人・青少年更正省、女性省、教育・青少年・スポーツ省、保健省などから選ばれる。
フン・マネット首相は「過去の麻薬撲滅対策本部の構成が効果的でなかったため、新しい構成の導入が必要であった」と説明している。
麻薬撲滅を担当する国家警察のMok Chito将軍によると、カンボジアで取引される麻薬の多くが「ゴールデントライアングル」から来ていることや、犯罪者たちがカンボジアを利用して麻薬を製造し、流通させていることを指摘した。
当局は麻薬密売との戦いを強化するため、地域の他警察と緊密に連携するとともに、法執行の強化と国民の麻薬に対する意識を高める取り組みも進めている。
内務省のデータによれば、警察は今年1月〜8月で5000件以上の麻薬密売事件を取り締まって1万2300人以上を逮捕し、2624kgの麻薬と麻薬製造に使用される化学薬品を数百kg押収した。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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