モンドルキリ州のコーヒー豆価格上昇、生産契約が市場価値を向上

＜写真：Khmer Times＞

モンドルキリ州農業局のSong Kheang局長は19日、コーヒー豆生産会社との契約によって、2023年に同州産のコーヒー生豆価格が上昇したことを発表した。

2023年のコーヒ生豆1kgあたりの価格は、前年比200〜300リエル（約7〜11円）増となる1350〜1500リエル（約49〜54円）に上昇し、2024年には1400～1600リエル（約50〜58円）に達すると予想されている。

同局長によれば、同州と生産会社がより高い価格でのコーヒー生豆売買に合意した2年間の契約が価格上昇につながったとされる。

同局長は「新鮮なコーヒー製品やコーヒー生豆の市場価値の維持によって、農民の生活力を向上させ、標準的な持続可能なサプライチェーンを確保することが可能になる」と説明した。

同州では現在約365世帯と1社がコーヒー豆を合計525haの農地で栽培しており、栽培世帯数は以前から微増となっているが、栽培面積は大幅に拡大した。

Dith Tina農林水産大臣は、生産者と買い手の間の関係と信頼を強化するために、民間企業と農家との間の農業生産契約を奨励している。

農林水産省は国内のコーヒー消費量の増加を認識し、ロブスタ種の栽培と使用を拡大する準備を進めている。

この品種は同州のような雨が多く適度に寒い高地地域での栽培に適しており、農家はより高い収穫を得ることが可能である。

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