カンボジア初のソーラーカー創業者、シンガポールへの電力輸出を予見

カンボジア初のソーラーカー創業者、シンガポールへの電力輸出を予見
2023年11月23日 10時09分 公開
カンボジア初のソーラーカー創業者、シンガポールへの電力輸出を予見

<写真:Khmer Times>

 

カンボジアで初めてソーラーカー事業を起こしたKong Pharith氏は、同国のエネルギー産業に大きく期待を寄せている。

 

IMBカンボジアグループの創業者兼CEOである同氏は「ソーラーカーは現在試運転のための設計段階にあるが、ソーラー電池の効率が60〜70%に達し次第、製造が可能になる」という見解を示した。

 

同国政府は経済成長に伴い太陽光発電所の利用を増やす計画を立てており、民間事業者も積極的に関与している。

 

長期的な目標はシンガポールといった他国に太陽光発電で得た電力を輸出することである。

 

同氏は政府の業界支援に期待を寄せ、特に電気自動車の普及に伴う急速充電設備の不足が課題であると述べた。

 

同国政府は2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指しており、現在99%の村が電化され、送電網に接続されている世帯は90%に達している。

 

現在の同国の発電設備容量は423MWだが、2030年までに1000MW、2040年までに3155MWまで急増すると予想される。

 

太陽光発電が総発電量に占める割合は急速に増大すると考えられており、2040年には同国の主要な再生可能エネルギー源である水力発電をしのぐ合計3155MWに達する見込みである。

 

持続可能な金融に対する公的・民間支援の増加によって、再生可能エネルギーへの投資は2020年以降前年比12%の伸びを示している。

 

 

 

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