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<写真:Khmer Times>
現地メディアは13日、「カンボジアのエネルギー問題は苦難の連続であるが、中国の支援により解決への道を歩み始めている」と報道した。
現在、カンボジアの一世帯あたりの平均電力料金は1キロワット当たり約0.25ドル(約38円)であり、隣国のタイが0.139ドル~0.141ドル(約21円)、ベトナムが0.073~0.078ドル(約11円)であることと比べると高額である。
電力料金の高さは、国の上位中所得国への移行を阻む課題となっている。
2018年には、400メガワットを発電する水力発電所「Lower Sesan 2」がストゥントレン州に建設された。
800万ドル(約12億円)相当の同プロジェクトは、中国Hwanengグループとカンボジア国内有数のコングロマリットであるRoyalグループの共同出資で実現された。
2018年、水力発電はカンボジアの総電力供給の51%を占めた。
「Lower Sesan 2」は現在年間約20億キロワット時のクリーンエネルギーを供給し、国のエネルギー問題の解決に貢献している。
しかし水力発電用のダム建設は洪水被害をもたらし、約5000人の周辺住民の生活や農地水没、作物の汚染を引き起こした。
中国は2012年から2017年の間にカンボジアに150億ドル(約2兆2727億円)以上を投資し、そのうち110億ドル(約1兆6601億円)がエネルギー部門とインフラ整備に充てられた。
2021年の中国からの投資額は23億3000万ドル(約3534億円)に達し、前年の13億9000万ドル(約2047億円)から67%増加した。
中国は最大の援助国であり、2021年の外国による投資総額31億5000万ドル(約4777億円)のうち73.8%を占めている。
両国政府は、水力発電、太陽光発電などの再生可能エネルギーにおいて協力の強化を約束している。
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