世界経済は低迷、カンボジアの輸出は増加

世界経済は低迷、カンボジアの輸出は増加
2024年03月07日(木)13時11分 公開
世界経済は低迷、カンボジアの輸出は増加

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア商務省の高官によれば、グローバルな需要の減速や戦争危機にもかかわらず、同国の輸出は外国市場への安定した成長を遂げている。

 

2024年1月のカンボジアの輸出額は19億6700万ドル(約2922億7450万円)で、2023年同期比27%増加した。

 

商務省のペン・ソヴィチート国務長官は4日の記者会見で、「戦争危機と購買力の弱まりにもかかわらず、カンボジアの注文は高水準を維持しており、一部の商品の減少はあったものの、他の商品では増加している」と述べた。

 

同国務長官によると、地域的な包括的経済連携(RCEP)メンバーの市場がカンボジアの製品にとって巨大である。

 

カンボジアのRCEP加盟国との貿易は、輸出の良好な増加の勢いを示し、同国の経済に大きな利益をもたらしているという。

 

2022年1月に発効したRCEP協定には、10のASEAN加盟国とその5つの貿易パートナー国が含まれる。

 

商務省の報告書によると、カンボジアのRCEP加盟国との貿易額は1月に27億4000万ドル(約4071億3380万円)に達し、前年同月比で21.2%増加した。

 

カンボジアの他のRCEP加盟国との総貿易額は、今年1月の国の総貿易額40億5000万ドル(約6017億8540万円)の67.6%を占める。

 

このメガリージョナル協定の下では、署名国間で取引される商品の約90%の税関関税が、次の20年間で撤廃される。

 

2023年、カンボジアとRCEP加盟国間の双方向貿易は5.07%減少し、294億5000万ドル(約4兆3750億円)となった。

 

同国務長官はまた、紅海でのフーシ派による貨物船への攻撃がカンボジアの燃料価格に間接的に影響を与え、燃料価格を押し上げると述べ、貨物輸送コストとガソリン価格の高騰が貿易に影響を与える懸念を共有した。

 

 

 

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