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<写真:Khmer Times>
スヴァイリエン州で外国人3人が同胞を拷問し、殺害した容疑で逮捕された。当初、事件は事故とされていたが、背後には残虐な犯罪が隠されていた。
5月18日午前7時頃、同州スヴァイリエン市のワイコー川付近の高速道路の橋で、うつ伏せに倒れている男性の遺体が発見された。
被害者はベトナム人のハク・シヴ氏(26)で、同州立病院の法医学委員による検死の結果、交通事故による頭部外傷が原因と結論付けられた。
その後、遺体は家族に引き渡され、葬儀が行われた。しかし、家族は手首や足首にあざがあることに気づき、不審に思ったという。
葬儀後の5月20日、被害者の父であるハク・イ氏は、プレイベン州憲兵隊に息子の死の真相を調査するように依頼した。
プレイベン州憲兵隊の刑事捜査部門は、国立憲兵隊のコン・サタリン准将に再調査を依頼し、捜査の結果、交通事故ではなく殺人事件であることが明らかになった。
5月26日、プレイベン州とスヴァイリエン州の国立憲兵隊は、スヴァイリエン州憲兵隊司令官ソク・ラナス准将の指導の下、ベトナム・タイニン省ビンチャウ地区警察および刑事部門と連携し、3人の容疑者の捜索を開始した。
容疑者たちは逮捕の情報を知り、カンダル州ルークデク地区に逃走したという。
6月1日、プレイベン州憲兵隊のパット・ソチュト中佐が指揮する特別部隊が、3人の容疑者を逮捕し、プレイベン州憲兵隊本部で取り調べを行った。
警察によると、3人はグエン・ヴァン・タン容疑者(32・通称:ジェ)、ダオ・チュン・ワン容疑者(34・通称:べー)、ドー・ワン・メン容疑者(31・通称:マブ)といずれもベトナム国籍であった。
取り調べの中でタン容疑者は、1月にタイニン省刑務所でタインという49歳のベトナム人と出会ったことを認めた。
タンはプレイベン州ペアムロー地区でカラオケビジネスを経営していた。
同じく1月にシヴ氏は「カラオケ333」で月給150ドルで働き始めた。5月16日午後4時頃、タインはタン容疑者に電話をかけ、シヴ氏が出勤した後に拘束し、金を脅し取るように指示した。
5月17日午前8時頃、容疑者らは被害者を電気棒で攻撃し、縛り上げた。同日午後8時頃、タインは被害者に黄色い液体の入ったボトルを手渡し、被害者はそれを飲み干して死亡した。
5月18日午前1時頃、タインは容疑者3人に遺体をスヴァイリエン州のワイコー川に運ぶよう指示したという。
容疑者3人は途中で警察に止められたが、病気の友人を搬送していると説明して摘発から逃れていた。
警察は現在も、この犯行の首謀者である49歳のベトナム人タインを捜索中である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。