カンボジアは野生生物密輸の主要市場、タイが非難

カンボジアは野生生物密輸の主要市場、タイが非難
2024年07月22日(月)00時00分 公開
カンボジアは野生生物密輸の主要市場、タイが非難

<写真:khmertimeskh.com>

 

タイ警察による「カンボジアは違法な野生生物密輸の主要市場である」との非難を受け、カンボジアの農林水産省が調査を行っている。

 

同省のスポークスウーマンであるイム・ラチナ氏は17日に「問題は現在調査中である」と述べるとともに、現時点でこれ以上の情報は公開しないと付け加えた。

 

非難に関しては、否定も肯定もしていない。

 

虎の密売や象牙の密輸に関連する容疑で16日に容疑者2人が逮捕された。バンコク・ポストによると、2人はカンボジアが違法取引の主要市場であると主張している。

 

また、タイ警察はカンボジアが主要市場であることを証明する十分な証拠があると強調した。

 

これに対し、カンボジア環境省のスポークスマンであるクヴァイ・アティタ氏は17日に「カンボジアは野生生物密輸の禁止に強い立場を取り、法執行を100%徹底している」と述べた。

 

また、自然資源保護の効果を確保するために、地方当局との協力も強化していることに言及した。

 

同氏はさらに、保護地域を特定する地図を提供し、治安部隊が法執行をより効果的に行えるようにしているだけではなく、汚職対策ユニットや軍警察、関連当局と密接に協力し、迅速な介入を行っているとも付け加えた。

 

カンボジア政府は、環境省によって開始された第2フェーズの「ゼロスネアリングキャンペーン」を通じて、野生生物保護に多大な努力を注いできた。

 

このキャンペーンは2023年6月に成功裏に終了し、野生生物保護に対する意識を高め、ブッシュミートの密売を止め、保護地域での罠設置を減少させた。

 

 

 

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