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<写真:Khmer Times>
モンドルキリ州のルンパット野生生物保護区に生息する4頭のアジアゾウが、10年ぶりに保護チームによって記録された。
バードライフ・インターナショナル・カンボジア・プログラムによると、保護チームが同保護区を定期パトロールしていた際に、アジアゾウの小さな群れの足跡と糞を発見した。
また、5月28日にはTaun-Kaunva村民から村付近でアジアゾウの群れを発見した旨の報告が寄せられていた。
保護チームはゾウが常緑樹林から周辺の景観を移動していると推測しており、更なる調査としてモニタリングを実施する予定である。
バードライフ・インターナショナルによると、過去10年間にわたって同保護区でアジアゾウが確認された例はない。
現段階ではゾウが他地域から来たものなのか、隠れて生息していたものなのかは明らかになっていないという。
環境省によると、カンボジアにはカルダモン山脈とプレイラン(Prey Lang)、モンドルキリ州とラタナキリ州の東部平原に400~600頭のアジアゾウが生息している。
アジアゾウはアジア全域で深刻なプレッシャーを受け、IUCNのレッドリストでは絶滅危惧種に分類されており、野生のゾウが絶滅する危険性が非常に高い状態にある。
カンボジアでは現在、森林伐採などによる生息地の喪失、密猟者による違法な狩猟によって、ゾウの生態系が脅かされている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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