フン・セン氏の実兄、フン・サン氏が逝去

＜写真：Khmer Times＞

カンボジア人民党主席兼参議院議長であるフン・セン氏は、実兄フン・サン氏の死去を公表し、深い悲しみを表明した。訃報は3月28日午前3時、SNSを通じて発表された。

フン・セン氏は投稿において「兄がこの世を去った」と述べ、死の不可避性を静かに受け入れる一方、兄を失った深い哀しみを綴った。

フン・サン氏の療養に際しては、フン・セン氏自身のみならず、妻や子どもたちも看病に尽力したが、最終的には死を避けることは叶わなかったと語っている。

また、フン・セン氏は兄の家族への献身についても言及した。

長男であったフン・サン氏は、中等教育を途中で断念し、両親の農作業を助けることにより、弟たち、特にフン・セン氏自身がプノンペンで教育の機会を得ることができたと振り返っている。

さらに、フン・サン氏は生涯を通じて地図製作者、すなわち現代で言う地理空間技術者になることを夢見ていたが、その夢は実現することなく終わったと明かした。

投稿の結びにおいてフン・セン氏は「生老病死は自然の法則であり、誰しもが逃れることのできないものである」と記し、兄の死を受け入れる姿勢を静かに示した。

葬儀は伝統的な慣習に則り、プノンペン都トゥールコーク区ブンカック2コミューン・ストリート335番地17号にて執り行われる。

ラインでニュースを受信する