カンボジアとフィリピン、軍事協力のさらなる強化に合意

＜写真：Khmer Times＞

9月8日、カンボジア王国軍（RCAF）総司令官のヴォン・ピセン大将とフィリピン軍参謀総長のロメオ・ブラウナー・ジュニア大将が会談し、両国の軍事協力について意見交換を行った。

ピセン大将はフィリピン代表団の訪問を歓迎し、今回の訪問が両国の長期的な関係をさらに強化・発展させると期待を示した。

特に両国軍の指導者間の会談により、今後の協力が一層深まるとの見解を述べた。

また、両国政府の賢明な指導のもと、カンボジアとフィリピンの協力関係は、地域的および国際的な複雑な問題にもかかわらず、引き続き強化されていることを強調した。

ピセン大将は2023年1月に署名された「協力条件（TOR）」に基づく両国軍の過去の協力成果を称賛し、特にフィリピン軍によるカンボジア軍人への人材育成支援に感謝の意を表明した。

この支援には指揮官訓練、歩兵士官訓練、パラシュート訓練コースなどが含まれ、最近では市街地追跡や戦闘技術の訓練にフィリピンの教官が派遣されている。

さらに、ピセン大将はフィリピン軍に対し、友情と連帯の精神で引き続き協力を強化するように要請し、人身売買、武器密輸、薬物密輸、サイバー犯罪、テロ対策などの国際犯罪防止や、災害救援、人道支援、合同訓練への協力を呼びかけた。

これに対して、ブラウナー大将は温かい歓迎に感謝を示すとともに、両軍の協力強化に向けたピセン大将の楽観的な見解に賛同し、能力向上訓練や各種部隊間の協力、あらゆるレベルでの相互訪問、そして国際犯罪やテロとの戦いにおける協力を強化するという要望に応えることを約束した。

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