新検査大臣が就任、検査部門強化計画を発表

新検査大臣が就任、検査部門強化計画を発表
2024年09月25日(水)00時00分 公開
新検査大臣が就任、検査部門強化計画を発表

<写真:Khmer Times>

 

9月23日、新任の検査省大臣であるソック・ソケン氏は、同省の指導者や公務員との初会合で、カンボジアの検査部門強化のための包括的な計画を発表し、行政効率やガバナンス向上における協力を呼びかけた。

 

同氏は同省が透明性と説明責任を推進して、良好な統治を実現するために重要な役割を果たすことを強調し、6つの戦略的ミッションを提示した。

 

同氏は検査部門が法治国家の基盤であり、公的および私的機関の政策や規制の実施状況を監視・検証・評価する責任があると指摘した。

 

また、苦情処理や規制遵守の確認、透明性の確保も同省の重要な役割であるとして、これらの活動がカンボジア全体の良好なガバナンス確立に不可欠であると述べた。

 

発表された6つの戦略的ミッションの一環として、過去の成果を維持しつつ、現代化とさらなる発展の推進を強調した。

 

同氏は同省の制度構造強化、効率と公共サービスの質を向上させる必要があると述べた。また、他の政府機関との協力も計画の中心に据えられた。

 

同氏によると、公共行政内の検査機能を調整し、各省の検査部門との協力強化における重要性を指摘した上で、共同検査基準の確立と幅広い研修の提供を通じて、すべての部門における検査の質と一貫性を高めることを目指している。

 

さらに人材の強化にも力を入れることが必要であると強調し、公務員には職業倫理と、公正かつ効果的に検査を実施するための技術的スキルが求められていると述べた。

 

同省の活動は、前首相フン・セン氏が提唱した「鏡を見る、体を洗う、磨く、治療する、手術をする」という5つのアプローチに基づくと述べ、これらの原則が法に則った公正かつ透明な検査を行うための指針となると説明した。

 

また検査に関する法律、苦情処理、名誉毀損に関する法案の策定を加速させる計画も発表し、国家政策および検査官の倫理基準の整備が、検査部門の成長と専門化を支える基盤になると述べた。

 

デジタルリテラシーを含む人材育成の強化も、今後の計画の重要な柱である。

 

国家検査研究所は、同省の研修プログラムを実施し、適切なスキルを備えた検査官の育成において中心的な役割を果たす。

 

同氏は高度な専門知識を持つトレーナーの選定を求め、研究に基づく研修が国家の発展目標と一致することの重要性を強調した。

 

また、同省がカンボジアの「デジタル政府2022〜2035」構想および「デジタル経済・社会政策枠組み2021〜2035」を支援する方針を表明した。

 

最後に同氏は、指導者や公務員に対して団結と協力を呼びかけ、相互尊重の精神で協力し、同省の名誉とガバナンス促進に貢献するように求めた。

 

締めくくりの言葉として、同氏は検査部門強化と良好なガバナンス促進に引き続き尽力することを誓い、公務員が行政の透明性を確保し、公的・私的機関における非活動の防止に貢献するように奮起を促した。

 

この役職交代は、9月の国会本会議でフン・マネット首相によって提案され、106人の議員全員の賛成を得て承認されたものであり、第7期政権の政策および「五角形戦略-フェーズ1」のより効果的な実施を図るために行われたとされている。

 

 

 

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