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<写真:Khmer Times>
フン・マネット首相は23日、同国の2024年の経済成長率予測を5.6%に維持し、2025年には6.6%に引き上げる計画を発表した。
カンボジア経済は縫製業、履物および旅行用品の輸出、観光業、農業、不動産、建設業といった主要セクターによって支えられている。
フン・マネット首相は「カンボジアは高い経済成長と多様化を実現し、2030年までに上中所得国、2050年までに先進国となることを目指している」と語った。
同国は2027年までに後発開発途上国(LDC)から卒業する見通しである。
一方で、輸出市場の多様化を進めており、特にASEAN+3(中国・日本・韓国)諸国への依存を高めることで、米国および欧州市場への依存を徐々に減らしている。
世界銀行は22日発表の半期見通しで、外部および国内の逆風にもかかわらず、カンボジアの成長は堅調を維持していると評価した。
同報告書では2024年の実質GDP成長率を5.4%、2025年を5.8%と予測しており、インフラ投資の増加や地域自由貿易協定の恩恵が成長を後押しすると予想される。
カンボジアは現在、中国・ASEAN自由貿易地域(CAFTA)や地域的包括的経済連携協定(RCEP)に加盟している。
また、中国、韓国、アラブ首長国連邦(UAE)との間で二国間自由貿易協定(FTA)を締結している。
しかし、世界銀行は「世界需要の減退や原油・食料価格の再上昇が成長をさらに阻害する可能性がある」と警告しており、家計債務や不動産セクターにおける国内信用の増加もリスク要因として挙げている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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