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<写真:Khmer Times>
カンボジア北西部に位置する観光都市シェムリアップにおいて、クメール正月を前に市内の景観美化と公共安全の向上を目的としたケーブルネットワーク整備計画が始動した。
当局は市内に張り巡らされた19路線の電線および通信ケーブルの整理に着手し、観光客の受け入れ体制強化を図る。
この計画は3月29日に州庁舎で開催された会議で議論され、副知事のンゴウ・センカック氏が主導した。
会議には関係部局や機関、団体の専門家が参加し、市内のインフラ整備と景観美化に向けた具体策が話し合われた。
センカック副知事は、今回の整備事業について「市をより魅力的で秩序ある、環境に優しい都市とすることを目指すものであり、市民や企業も専門チームと協力し、計画の円滑な実行に寄与してほしい」と述べ、関係機関の連携を強調した。
郵便・電気通信局のソク・セイハ局長によれば、整備対象となるのは市内の19路線であり、このうち3路線についてはクメール正月前に準備作業を完了させる予定である。
残る16路線については、祝日終了後に作業が継続される見通しである。
同市では電線および通信ケーブルの美化と整理を2018年より継続的に実施しており、電力部門や水道局、市の道路建設チームなどと連携して、計画的にインフラ整備を進めてきた。
セイハ局長は市民に対して作業中の通行制限や一時的なサービスへの影響について理解を求めるとともに、自らケーブルを切断・改変しないように呼びかけた。
万が一ケーブルの切断が必要な場合は、郵便・電気通信局に連絡し、専門チームによる安全な対応を受けるように促している。
市民の1人であるスオン・ラタナック氏は、当局の取り組みに対して支持を表明し、「市の美観が向上することで、住民としても誇りに思える」と語った。
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