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<写真:Khmer Times>
カンボジアの世界遺産であるアンコール・ワットにおいて発生した落雷事故を受け、当局はアンコール遺跡公園内における避雷針の追加設置を進める方針を明らかにした。
事故は5月中旬に激しい降雨の中で発生し、観光客を含む3人が死亡、数十人が負傷するという痛ましい結果となった。
副首相兼国防相であり、シェムリアップ特別任務部会の議長を務めるティア・セイハ氏は、5月17日にアプサラ機構(ANA)や地方当局とともに現地を視察した。
視察では既存の避雷針の設置状況を確認するとともに、追加設置が必要とされる箇所の点検を実施した。
アプサラ機構によれば、寺院敷地内にはすでに多数の避雷針が設置されているが、遊歩道など一部のエリアにおいては依然として保護が不十分であることが判明している。
これを受けて、セイハ氏は工兵部隊を動員し、観光客の多く集まる他の寺院にも避雷針を拡充する意向を示した。
今回の事故で命を落としたのは、シェムリアップ市ノコルクラウ村出身の35歳の男性カメラマン、およびプノンペンとカンポット州出身の女性観光客2人である。
地元の観光業関係者は事故による観光客減少を懸念し、迅速かつ効果的な安全対策の実施を当局に強く求めている。
事故翌日にはカンボジア赤十字シェムリアップ支部が遺族に対して現金や生活必需品などの人道支援物資を提供した。
今後、観光地としての安全性の向上と信頼の回復が大きな課題となるが、当局は現時点で正式な声明を発表していない。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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