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<写真:Khmer Times>
カンボジア国防当局は30日、タイ軍が停戦合意発効直後にカンボジア兵士約20人を拘束したとして強く非難した。
事件はプレアビヒア州チョムテ地区で発生し、両軍が和解の意図で接触を図った際、タイ側が武器を構えてカンボジア兵を拘束したとされる。
カンボジア側は2人の死亡が疑われ、残る兵士も解放されていない。
この問題は、米国、中国、フランス、英国、日本など13カ国の軍事駐在武官が停戦履行状況を視察する中で報告された。
カンボジア国防省のラット・ダラロート上将は、タイ軍が停戦合意後も挑発行為や領土侵入を繰り返し、停戦の根幹である「いずれの側も軍事拠点を占拠しない」との原則を破っていると批判した。
両国は2000年の覚書に基づき、1904年・1907年の仏・シャム条約に沿った縮尺1:200,000の地図を基準に国境画定を協議してきたが、タイ側が一方的に縮尺1:50,000の地図を採用したことで摩擦が激化したとされる。
カンボジア政府はマレーシア軍による監視団派遣を受け入れ、停戦履行状況の独立検証を進める方針を示した。
国防省は「平和で友好的な国境関係を求める」と強調し、拘束中の兵士の即時解放を要求した。
カンボジア国会外交委員会のスオス・ヤラ委員長は「これは停戦を裏切る最も卑劣な行為であり、タイ軍の行動は脆弱な和平プロセスを根底から揺るがしている」と警告した。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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