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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジアのフン・マネット首相は、日本で史上初の女性首相として就任した高市早苗氏に対し、祝意を表す書簡を送付した。
書簡の中でフン首相は、両国の包括的戦略的パートナーシップを一層強化する意向を表明し、地域および国際社会における平和と繁栄の実現に向けて協力を深めていく考えを示した。
フン・マネット首相は、カンボジアと日本が長年にわたり信頼と友情に基づく協力関係を築いてきたことを強調し、2023年に合意された包括的戦略的パートナーシップの深化に引き続き注力する姿勢を示した。
また、2025年5月に行われた日本訪問の際、当時の石破茂首相との間で多分野における協力拡大を確認したことにも言及した。
さらに、2024年に導入された「3つの新たな協力アプローチ」の一環である「共通アジェンダ創出イニシアティブ」に基づき、デジタル技術、水インフラ、海上接続、人道的地雷除去といった分野で具体的な進展が見られることを評価した。
経済面においても、両国の関係は強化されている。2025年1月から4月までのカンボジアと日本の貿易総額は8億3228万ドルに達し、前年同期比で29%の増加となった。
カンボジアからは主に衣料品、履物、家具、化粧品などを輸出し、日本からは機械類、電子機器、自動車部品などが輸入されている。
プノンペン王立大学の講師であるトン・メンデイビット氏は、今回の祝意表明について単なる外交儀礼ではなく、対日関係の戦略的な再確認という意味合いがあると指摘している。
高市氏が産業振興とイノベーションを重視する政策を掲げる中で、カンボジアは日本企業による製造業、再生可能エネルギー、デジタル転換といった分野への投資促進を図っている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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