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農林水産省(MAFF)は昨日、欧州委員会がカンボジアの精米産業は7月までに取りしクラゾールの使用をやめるか、輸入禁止を強いらなければならないと発表した後、わずか72時間後に特別委員会を設置した。
同省の農業部門代表のヘン・ハーン氏はクメールタイムズに、この特別委員会は農業部門や他の部門の専門家から構成されると述べた。
特別委員会は、米農家の殺菌剤の使用についてできるだけ多くの情報を収集し、また地元市場から集めた米サンプルを用いてトリシクラゾールを検出するための実験を行うとハーン氏は語った。
欧州委員会による新たな厳しい数値の上限について、1キロ当たりの米に含まれる化学物質の量を0.01mg以下に制限しなければならないという。
この制限は2月の委員会で採択され、米生産者らには現在、これを遵守するための期限が定められている。
欧州委員会は月曜日、カンボジアの米農家に7月までにトリシクラゾールの使用を止めるよう主張している。
欧州委員会農業部門の代表もまた、月曜日にカンボジアの米産業関係者と会談し、トリシクラゾールの新たな最小残留限度の数値について知らせた。
ヨーロッパはカンボジアから米を最も多く輸入する国の1つであり、問題を避けるためにすぐに対応しなければならないとハーン氏は続けた。
2015年9月から2016年4月の間にEUはカンボジアから261,692トンもの米を輸入した。
トリシクラゾールは好条件の下で増殖する菌により、米の病気が拡大するのを制御するため使用されている。科学的な研究によると、食物に含まれるトリシクラゾールは人が癌を引き起こす可能性もあるという。
ハーン氏は「我々専門家はプノンペンの大市場に直接出向き、取引業者によって販売された精米を検査する」と述べた。
同時に、認可された肥料や農薬の輸入業者が殺菌剤を輸入していないかどうか確認するために調査を実施すると加えて述べた。
インド、ベトナム、南ヨーロッパの米生産国からのトリシクラゾール使用禁止への批判があり、米の生産と輸出に大きな影響を及ぼす可能性がある。欧州委員会は自分たちの意図は、EUの法律に従い、人間の健康環境を保護するため化学に基づく公正な対応をすることであると説明した。
その間に、カンボジア米連盟(CRF)はまた、連盟の構成員、農家、精米業者、輸出業者や専門家にこの情報を伝えるための団体を立ち上げた。
CRFのフン・ラク副代表はクメールタイムズに、連盟は国中の米生産地域の研究を実施するためEUの代表と協力していくと述べた。
EUからの発表を受けたとき、我々は少し衝撃を受けたとフン氏は語る。
同氏は「現時点ではカンボジア米は汚染されていないが、EU市場への米の輸出が50%以上を占めているためそれを保っていかなければならない。」と続けた。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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