シンガポール大統領訪問 砂の輸出問題に言及か

シンガポール大統領訪問 砂の輸出問題に言及か
2017年01月05日 00時00分 公開
シンガポール大統領訪問 砂の輸出問題に言及か

今月8日から11日、シンガポールの大統領がカンボジアを訪問する。シンガポールに輸出された砂の量と輸出額が一致していない問題が議論されるかどうか注目されているが、昨日、役員らはそれについてコメントを残さなかった。ある鉱山省の役員は、「新たな輸出工程が施行された。」と述べている。

トニー・タン・ケン・ヤム大統領は1月8日~11日にかけてカンボジア訪問を予定していると、外務省が発表している。訪問の一部として、同氏はカンボジアのフン・セン首相と相互的な対談及び二つの協定書への署名を予定している。
2007年から2015年までカンボジアからシンガポールに輸出された砂の量が7億5千2百万ドルに相当する7270万トンであるとシンガポールが記録しているのに対し、カンボジアの記録では同期間の砂の輸出量は550万ドルに相当する280万トンであると報告されていた。この事実が発覚した後に、今回の訪問に至った。

鉱山省報道官のディス・ティナ氏は、同省がシンガポールの首相との話し合いの場を設けているかどうかについてコメントを拒否した。沿岸地域で行われる砂の輸出はなお停止されており、鉱山省は新たな輸出システムを開発していると話した。また同氏は、「輸出工程を改善する必要があるだけだ。」と述べている。

シンガポールの政府役員もカンボジアの外務省役員もコメントに応じることはなかった。

NGO団体Mother Natureの創業者であるアレックス・ゴンザレス・ダビッドソン氏は「砂の輸出業者か政府規制当局によって一部の法規制が機能不全に陥っていたかどうか、我々が法律事務所と連携して調査を進める。」と述べた。

 

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