フランスのBRED銀行がカンボジアに開業 ヨーロッパ地域からの投資拡大を目指して

フランスのBRED銀行がカンボジアに開業 ヨーロッパ地域からの投資拡大を目指して
2017年03月02日 00時00分 公開
フランスのBRED銀行がカンボジアに開業 ヨーロッパ地域からの投資拡大を目指して


フランスで2番目に規模の大きい銀行のBRED庶民銀行が昨日、開会式でのテープカットの後、正式にカンボジアでの運営を開始した。カンボジアでは1990年代後半以来、初めての試みだという。

プレスリリースによると、カンボジアBRED銀行の最高責任者であるギヨーム・パードゥン氏は昨日、金融機関はカンボジアの急激な経済成長に合わせたサービスを提供していく方針だと述べたという。
ギヨーム氏は「我々の目的は格差を減らし、カンボジア人の事業や目標について自由に相談できるよう、信頼して対話できる人材を提供することだ」と語った。

BRED庶民銀行はBPCEグループの一部で、自己資本は34億ドル、15万人もの会員がいる銀行と協力関係にある。現在BREDは付随的にCOFIBREDを通して、カンボジアで総資産額が最も大きいアクレダ銀行に12.25%の出資をしている。
これからBRED銀行はカンボジア国内にある多くの銀行と競い合わなければならない。
カンボジア国立銀行(NBC)によると、カンボジアの銀行数は昨年末商業銀行が37、特別銀行が15に達したと発表された。

NBCのチア・チャント総裁は昨日行われた開会セレモニーで、カンボジアの金融機関において、BREDの存在はヨーロッパ諸国の外国人投資家からの信頼を増加させるだろうと述べた。
同氏は「カンボジアの銀行業は、安全性や包括的な慣習の面で、規模も基準も共に成長し続けるだろう」という。
チャント氏によると、2016年末の顧客の預金額はGDPの64%、一方、民間企業が発行したクレジットカードによる預金額はGDPの71%と発表された。

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