前向きな会合 モスク沿いの道路建設再検討へ

前向きな会合 モスク沿いの道路建設再検討へ
2017年01月03日 00時00分 公開
前向きな会合 モスク沿いの道路建設再検討へ

12月半ばに行われたチャム系ムスリム人コミュニティによる抗議を受けてプノンペン市役所は、ボエウンカックのモスクを通ることになっていた道路建設案を再検討することに合意した。当局と抗議者らの間で行われた会議は前向きな話し合いで、モスクの領域である境界線に沿って道路を建設するという案を再検討するよう当局が合意するかどうかが論点だった。

抗議者と社会政策省長官アーマッド・ヤヒヤ氏は、モスクを通る下水道の建設計画に関しては意義申し建てはないとしており、「妥協点に至ることができると、楽観視している。」と話した。抗議者らは「政府側の役員はムスリムコミュニティを分断したくないと言っていた。」とコメントしている。

市役所を代表してメット・ミアスフィアクディ氏は、「以前の抗議の時、抗議者らは小さな土地をモスク寺社の北に割り当て直すことで合意した。」と話し、「もう一度地図作製を行うことに合意した。モスクの南側のフェンスに沿って道路を建設してほしいというのが抗議者らの要求だ。先ずは調査を行い、会合を開いていく。」と続けた。

ムスリムコミュニティの中にできた派閥の中では、今回のプロジェクトに関して不和が起こっているそうだ。政府の建設計画案に対する是非の投票を指導者であるイマームらが行ったが、反対陣は仮設フェンスを取り壊して抗議を行ったという。オスマン・ハッセン労働大臣は昨日、政府が提案していた元の道路建設案に対して擁護する姿勢を示し、「我々はただ市役所の道路建設計画をサポートし、皆のためになるように立ち回るだけだ。」とコメントした。
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