カンボジア最大のたばこ販売機関として知られている日本たばこ産業のグループ会社であるJTI(Japan Tobacco International)は、カンボジアのたばこ機関であるATIC(Association of the Tobacco Industry of Cambodia)に再加入すると発表した。今回の発表は、ATICが市場に流通している違法たばこや偽たばこの根絶に向け行動するとを約束したことを受け発表されたものだ。2016年半ば、JTIはATICから脱退した過去がある。

先週の年次会合で発表されたATICの声明によると、同機関はカンボジア国内で流通している違法たばこや偽たばこ、健康被害が懸念されるたばこなどの根絶を目指すという。

JTIのCormac O’Rourke代表は「JTIはCamelやWinston、Meviusといったたばこブランドをカンボジアで販売している。今回のJTIのATICへの再加入は喫煙者に、また全国民にも恩恵があるだろう」と述べた。

また、同氏は「現在、カンボジア国内には違法なたばこが数多く流通しているが、これらはたばこ会社やたばこ業界、国民の健康、国家の経済成長に多大な損害をもたらしているのだ。今回のATICや政府の介入による問題解決への動きはカンボジア王国にとって非常に良いことだ」と続けた。

2016年7月、JTIは法律を遵守しないことを理由にATICからの脱退を表明した。ATIVは当時輸入するたばこを調査せずに市場に卸していたのだ。また、全てのたばこのパッケージに警告表示をつける義務があるにもかかわらず従っていなかった。

ATICのMatt Naumann代表は「ATICは今後これまでの方針を大きく改め法律を遵守していくつもりだ」と述べた。

ATICの改革でJTIが再加入した代わりにViniton社がATIVから脱退したという。現在、ATICには他にPMI、Houtraco、British American Tobacco Cambodia、そしてJTIが加入しているという。

昨年ATICが発表した声明によれば、カンボジアの市場で流通しているたばこの約20%の売り上げが違法たばこによるものだという。違法たばこが流入することで、カンボジア政府は計1000万ドル(約11億円)の税収入を回収し損ねているようだ。

出典:KhmerTimes

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