駐カンボジア英国大使、総選挙監視の風説を否定

駐カンボジア英国大使、総選挙監視の風説を否定
2018年06月17日 00時00分 公開
駐カンボジア英国大使、総選挙監視の風説を否定


英国大使館は7月29日に行われるカンボジア総選挙を駐カンボジア英国大使が監視するという風説を否定した。これは、昨今、カンボジア国民議会が英国大使が総選挙に介入するのではないかと警戒していたことを受けて発表されたものだ。

15日、William Longhurst英国大使とカンボジア国民議会のSamdech Heng Samrin代表が会談した。

Longhurst英国大使は「カンボジア総選挙を監視するつもりは毛頭ない。ただ我々の希望はカンボジアの総選挙で出馬する20の政党全てが公正に選挙戦を戦えるということだけだ。そのために繰り返しカンボジアに民主主義を損なわないように言葉で促しているのだ。英国は今後、奨学金制度や地雷撤去への協力も進んで行うつもりだ」と会談の中で語った。

同英国大使によると、英国大使館のウェブページやFacebookページで、同英国大使が総選挙を監視しないとページ更新したという。同英国大使はカンボジア国民議会に対し、自身が6月の終わり頃にカンボジアを一時的に離れるためカンボジア総選挙には立ち会わない旨を表明した。

また、同英国大使は自身が在任していた2015年におけるカンボジア国民議会との協力について触れ、英国はカンボジア総選挙から公正さが失われているのではないかと懸念しているとを改めて強調した。

出典:KhmerTimes

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